紫外線は肌の老化を促進します

紫外線を浴びると「しみ」、「しわ」、「たるみ」などの原因となり、結果的に肌の老化を促進します。日焼けを何度も繰り返す事でメラノサイトと呼ばれる色素細胞の一部に以上が生じ、紫外線に当たらなくてもメラニンを作り続けるようになってしまうのです。これが「しみ」です。しみの原因には、紫外線のほかに、生まれつきのもの、女性特有のホルモンバランスなどがあります。「しわ」は表皮の下に、肌のハリや弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンといった弾力繊維の働きが弱まることが原因です。そのコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、弾力繊維が切断されたり、量が減って働きが弱まる原因が加齢と紫外線なのです。そこに表情じわなどの大きな力が加わると、深いしわになってしまうのです。
加齢は仕方ないとしても、浴びる紫外線量を減らすことにより「しみ」、「しわ」、「たるみ」などの肌の老化を減らせるのであれば紫外線対策をする価値はあると思います。
紫外線は肌だけでなく、目の病気を引き起こすことがあります。水晶体が濁る「白内障」や雪目とよばれる「光誘発角膜炎」も、紫外線を浴びることで起こる症状です。UVカットサングラスを利用するなど、目の紫外線対策も怠らないようにしましょう。

PA とSPF

日焼け止めが紫外線対策に役立つことは言うまでもありませんが、自分に合った日焼け止めを選ぶことができる人となるとかなり少ないのではないでしょうか?自分に合った日焼け止めを選べるようになるために日焼け止めの箱などに表示されているPA やSPFの意味を解説します。
  
・【PA】: Protection Grade of UVAの略で、UV-Aをカットする効果のことです。PA+からPA +++の3段階で、"+"が多いほど効果が高くなるという意味です。子供はPA+〜PA++で、大人の場合、PA++〜PA+++が良いとされています。
  
・【SPF】: Sun Protection Factoの略で、UV-Bをカットする効果のことです。SPF1で、10〜15分効果が持続することを表し、数値が上がるごとに持続時間が長くなります。例えばSPF28であれば28×10分=280分効果が持続するということです。日本ではSPFの上限値は50+となっています。子供はSPF10〜SPF 20、大人の場合、通常SPF20〜SP30、アウトドア時はSPF40〜SPF50程度が良いとされています。
 
PAやSPFの高い日焼け止めは日焼けに対して非常に有効ですが、長時間使用するとその効果の代償とも言えるような、悪い影響が肌に現れることがあるので、あまり頻繁に使用しないようにしてください。
紫外線対策として日焼け止めを購入する前に、自分の肌の状態やタイプを販売店の方や医師からアドバイスをもらうべきでしょう。その後、上記の表示を参考にしながら選ぶと良いでしょう。もちろん、お店の方に相談することも忘れないでください。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤

日焼け止めの成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類に分けられます。それぞれに長所と短所がありますので、日焼け止めを使用する状況により、使い分けるようにします。
 
・【紫外線散乱剤】: 微粒子によって紫外線を散乱させる成分のことです。 PAやSPFの値が低い日焼け止めは、主にこの紫外線散乱剤で出来ているものが多くなっています。塗ると白浮きするものもありますが、紫外線吸収剤に比べ肌への刺激や負担が少ないので子供や、アトピー性皮膚炎の方にはこちらがお勧めです。紫外線吸収剤を使用せず、紫外線散乱剤のみで作られているものは「ノンケミカル」と表示されていることがあります。
短時間の買い物や庭の掃除などでは、PAやSPFの値が低い日焼け止めを利用することで、肌への負担を減らした紫外線対策となります。
 
・【紫外線吸収剤】: 紫外線を吸収する成分のことを言います。紫外線を吸収し熱エネルギーに変えることで、肌への浸透を防ぐ成分のことです。紫外線カット効果は高いものの、紫外線を熱エネルギーに変える化学変化が肌の上で行われるため、肌の弱い人はかぶれることがあります。紫外線吸収剤は、PASやPFの値が高い日焼け止めに多く使用されています。この紫外線吸収剤は日焼けに対して非常に有効ですが、紫外線を吸収して酸化が進むことにより、肌に与える悪い影響が出てきます。紫外線吸収剤が主成分の、日焼け止め効果の高い日焼け止めの長時間の使用は避けるべきでしょう。短時間でも頻繁に使用することも同様結果になるので、気をつけましょう。

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