健忘症は記憶障害の一つで物忘れではありません。記憶減退ではなくて記銘力の定家によるものです。若年性 健忘症になる人が増えています。記憶喪失も含まれます。
健忘症に罹ったかと思うぐらい最近物忘れがひどくなりました。
人に言わすと単なる加齢のせいだそうですが、昔のことは良く覚えているけど、
最近のことはなかなか覚えられないと言うのは、健忘症とは言わないで、
加齢に伴う生理的な記銘力低下だそうです。
特に固有名詞をすぐに忘れます。
気になったので色々健忘症のことを調べてみました。
健忘症を辞書で調べてみますと、健忘症は記憶障害の一つ。
見聞したことをまったく思い出せない、ところどころ思い出す、
あるときからの過去を追想できない、などの症状がある。と書いてありました。
これではいまいちよくわかりません。
専門書を見てみますと、健忘(けんぼう)とは記憶障害のうち、特に宣言的記憶の
障害された状態を言います。
宣言的記憶(陳述記憶)とは記憶のうち言語で表現できる種類のもの、エピソード記憶や
意味記憶のことである。と書いています。これでは難しすぎてわかりません。
宣言的記憶(陳述記憶)とは記憶のうち言語で表現できる種類の記憶のことです。
ですから教科書で習ったことは宣言的記憶になります。
一過性健忘症といって精神的ショックがあったとき、一時的に新しい記憶が
できなくなる状態や心因性健忘症といって心的外傷やストレスにさらされることで
罹る健忘症もあります。時には健忘症のチェックをしてみるのもよいでしょう。
健忘症は記憶の障害です。ところで貴方は過去一週間の貴方の食べた夕食を言えますか?
私は昨夜の献立すら思い出すのに時間がかかります。
人間がものを記憶するのは三つの段階からなっています。
「記銘」、「保持」、「追想」です。コンピューターの記憶作業を連想すれば分かりやすいでしょう。
データの入力作業が「記銘」で、ハードディスクやフラッシュメモリーなどにデータを保存するのが
「保持」、データを検索して取り出すのが「追想」の部分です。
では健忘症の記憶の障害とはどの部分の障害なのでしょうか?
一つは記銘の障害です。データの入力作業が出来ないという、新しく物事を覚え込む能力の
障害です。
普通の人でも疲れたり、ぼんやりしていたらデータの入力作業が出来なくて、記銘力が落ちます。
追想の障害とは、入っているデータをうまく取り出せないことですから、一般的によく見られるのは、
「記憶減退」です。
正常者でも、覚えているはずのことがなかなか思い出せない「ど忘れ」という形で良く経験します。
ですから健忘症の記憶障害には入力時点の障害と出力時点の障害があります。
最近、若年性健忘症の人が増えているそうです。20代、30代の人で痴呆のような
健忘症が増えています。
健忘とは一定の事実や一定の期間内のことを追想できないことをいいます。
そしてある期間のことを全く思い出せないのを「全健忘(ぜんけんぼう)」、部分的にしか
思い出せないのを「部分健忘」と言います。
きのうAさんに会って一緒にお茶を飲んで、女子ゴルフの上田桃子の活躍の話をして別れた。
ということがあったとします。
忘れっぽいとか、ど忘れとは、昨日一緒にお茶飲んだ人の名前がAさんだったかBさんだったか
思い出せないということで、
健忘症の人はきのうお茶を飲んだこと自体を憶えていない状態のことです。
または食べた事は憶えているけど、何を食べたのか思い出せないのと、
食べたことを忘れていることとの違いです。
特殊な記憶障害としては、「全生活史健忘(または全般健忘)」とか「一過性全健忘」と
言ったものがあります。
「全生活史健忘」は、自分の名前も年齢も家族も覚えていないのに、日常生活は普通に出来る、
いわゆる「記憶喪失」のことです。
よく国会の証人喚問で「記憶にありません」と答弁していますが健忘症による「記憶喪失」なのか、
ど忘れなのか、なんなのでしょうか?