乳児湿疹の原因とケアの方法について家庭で出来る基本的な対処法を紹介しています。
乳児湿疹といっても、専門的にはいくつかのタイプがあって、それぞれに治療の方法も幾分変わってきます。
赤ちゃんにとって一番多いのは「乳児脂漏性湿疹」(にゅうじしろうせいしっしん)と呼ばれるものです。このタイプのものは、赤ちゃんがおかあさんのお腹の中にいたときに女性ホルモンの影響を受けていることによって新生児期から3カ月くらいまでは皮脂の分泌が非常に活発で、皮脂の"脂が漏れ て"湿疹になってしまうのです。ですから基本的に、どの赤ちゃんにもできる可能性があるといわ れています。ですからこのタイプの良性型乳児湿疹と呼ばれるのもであれば特に心配する必要はありません。
極端な言い方をすれば、放っておいても赤ちゃんが少し成長して皮膚が強くなってくれば2〜3ヶ月で自然に治ってしまうものなので、脂漏性湿疹が6ヶ月以上続くことはまずないと言われています。湿疹が3ヶ月以上つづく場合はアトピーなど他の慢性型の皮膚炎に発展した可能性があるので、その場合は要注意です。
赤ちゃんがいる部屋は温度を下げすぎないよう にと気を配るものですが、暖かくしすぎると逆に体温が上がり、皮膚血管が拡 張してかゆみが強くなってしまいます。特に夏は湿度が高く蒸し暑いので、クー ラーや除湿機などをうまく使って、こまめにお部屋の温度や湿度を調整するようにして下さい。目安としては、皮膚が少し乾燥するような状態にしてあげるくらいの ほうが、「乳児脂漏性湿疹」には良いのです。
乳児湿疹の家庭で出来る治療法としては、カサカサする程度の軽い症状なら、石けんでよく汚れを落としてあげた後で、保湿用のクリームを塗ってあげるといいでしょう。その場合に使う石鹸や保湿用のクリームは、カワラヨモギを配合した石鹸、無香料の自然派薬用クリーム、あるいはベビーバーユなども効果がありますのでおすすめです。とくによもぎはお灸の藻草の原料として使われていることでもお解かりのように、殺菌力が非常に強い薬草であります。
よもぎにはそれほど強い殺菌力がありながら、よもぎ餅などにして食べるように、人体にとってはとても優しいという優れものです。
乳児湿疹がアトピー性皮膚炎にならないための予防は上で紹介した石鹸や保湿クリームなどを使って、赤ちゃんの体をいつも清潔にしてあげる必要があります。でもそれだけではアトピー性の皮膚炎は良くなりません。アトピーはアレルギーの一種です。アレルギー体質になる一番大きな原因は動物性タンパク質の取りすぎです。赤ちゃんに母乳を与えている場合、あさんが卵や牛乳を控えめにしてください。、これらの動物性たんぱく質がアトピー性皮膚炎への重要な促進因子なのです。おかあさんの飲んだ牛乳や食べた卵のタンパク質が母乳に混じってしまうのです。ミルクの場合は、母乳ではない異質の牛乳蛋白がたくさん子どもに入っていきアトピー傾向を強めていきます。 ですから早めにアトピーの湿疹の程度に応じてアレルギー用のミルクに変更しましょう。早めに始める方が効果があります。アトピーの場合動物性のタンパク質を取ることを完全に止めてもすぐには効果は表れません。効果が表れるのには3ヶ月から1年ほどかかる場合がありますが、必ず改善されていきますから根気良く続けるようにして下さい。それから、定期的にお医者さんに相談するようにしましょう。